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【現役理学療法士が考える!】オリジナルな人とは?

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現在の理学療法士作業療法士業界では、様々な研修会やセミナーが開催され多くのセラピストが参加しています。

その研修会・セミナーの中には、リハビリテーション職にとって一般的な手技・臨床推論から個人的に開催されたリハビリセラピストには馴染みが少ないセミナーまで多種多様です。

そこで今回のテーマは、書籍を参考に「オリジナルとは?」について考えてみましょう。

 

突然ですが、

オリジナルってなんかカッコいいですよね?

 

筆者は昔からオリジナルであるということに対してすごい憧れを持っていました。

漫画に出てくる主人公は、みんなオリジナルな何かを持っていて、それがすごくカッコよく見えていました。

 

筆者のように、昔から「自分にしか出来ないことに対して強い憧れを持っている人」は意外と多くいるのではないでしょうか?

 

 

私達リハビリテーションセラピストの業界で、

「オリジナルなもの」というと、

どんなものを想像しますか?

 

 

「〇〇法などの手技を作った人」

や、

「独立して開業した人」

などでしょうか?

 

はじめに言っておきますと、

それだけがオリジナルというわけではありません。

 

今回は書籍の内容を参考にしつつ、

オリジナルになるために必要なことについて

考えていきましょう。

 

 

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リハビリテーション職必見】オリジナルな人とは?

オリジナルな人とは、

既存のものに疑問を抱き、

異なる視点から解決策を考えることができる人である

 

書籍にはこう書かれています。

以下書籍より一部引用

オリジナルな人とは、「自らのビジョンを率先して実現させていく人」である。

オリジナリティの最たるポイントは「既存のもの」を疑いより良い選択肢を探すことだ。

 

ORIGINALS 誰もが「人と違うこと」ができる時代 (単行本)

アダム グラント (著), Adam Grant (原著), Sheryl Sandberg (原著),

 

 

 

人は今あるものの中で考える事がほとんど【理学療法士作業療法士でも同様です】

理学療法士作業療法士言語聴覚士は病院で働くもの」

 

理学療法、リハビリとはこういうもの」

 

リハビリテーション業界においても、

未だにこのような固定概念の中で生きているセラピストも多くいます。

 

 

働き方だけでなく、

 

治療手技をみても、

 

「一般的と言われるような治療手技や知識を用いて治療を行うことがほとんど」でしょう。

 

ですが我々セラピストは、

医学的な専門知識や技術を

用いつつも患者さんに合わせて、

最善の結果になるように、

色々と発想を変えて新しい考えや取り組みをする

場合もあります。

 

 

最近、増えてきている

理学療法士作業療法士の開業や起業もそのうちの1つの形ですが、

そこまで大きなことではなくても、

「既存の知識や治療手技を患者さんの状態に合わせて自分なりにアレンジしながら行うということもオリジナル」であると言えます。

 

そう言う意味では一人一人のリハビリ職は程度が違うものの、

全員がオリジナルであると言えるとかもしれませんね

 

 

 

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オリジナルな人=リスクを犯せる人?【リハビリ職の例を踏まえて】

オリジナルな事をしようと思ったら、

それ相応のリスクがつくのは想像できる

でしょう。

 

例えば、

既存の保険診療に疑問を持ち、

病院を辞めて、

自費で開業しようとしている

セラピストがいるとします。

 

 

自費開業することで、

病院勤務時代と比較して、

収入が不安定になったり、

営業などの臨床以外の業務が増えることによる仕事量の増加

などのリスクが起こる可能性はありますね。

 

 

何かを得るためには

何かを犠牲しなければいけない

のは当然のことですが、

ここで少し注意しておかなければならない事があります。

 

それは

「大きなリスクを犯せば大きな成果が返ってくるわけではない」

という事です。

 

書籍とは関係ありませんが、

島田紳助さんの言葉でも

成功するためには「努力と時代の流れ」が必要だ

と言われています。

 

世の中には、自分ではコントロール出来ない流れもある事を踏まえる必要があるという事ですね。

※この話はネットで検索すればすぐ出てくると思いますので、詳しく知りたい方は調べてみてくださいね。

 

 

これも至極当然の事で、

「頑張った分だけ成果が出るのであれば、

すでにみんな成功者になっている」

はずですよね。

 

本書籍によると・・・

世界的に有名な起業家たちを例にとって、

その多くは、新しい事にチャレンジしている傍ら、

本業や定職についていたと言われています。

 

つまり本業の傍ら、副業的に様々な事を進めてチャレンジを続けていった結果成功できたという事です。

 

このことから、

大きなリスクをとる場合は別の部分で安定を作りリスクを分散させていることがわかりますね。

 

 

 

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【最後に】みんなリスクをとることは怖い

起業家の多くはリスクを回避する傾向が強いという実験結果も出ていると報告されています。

 

現在の副業解禁の流れは、

リスク分散にはとても良い事です。

 

職場を辞めて起業して一発当てるというより、

副業的に自分の中のオリジナルな部分を深めて、

リスクを少なくしてチャレンジが出来るよう

になってきているのです。

 

 

オリジナルな人というと、

物語の主人公で、

リスクを恐れず立ち向かう

勇者のように感じる事が多いと思いますが、

実際のところはそういう人たちばかりでもない事が今回わかりました。

 

「世間ではオリジナルな事で素晴らしい成功を収めている人」

も、

「基本は私達となんら変わりのない人」

だということです。

 

逆に言えば、

みんなが物語の主人公であり勇者なのです。

 

「自分の中のオリジナルな事をやっていける社会」で貴方はどんな事をしていきたいですか?

 

今回の記事を参考に一度考えてみて、今後の働き方を考える「きっかけ」になれば幸いです。

【参考書籍】

ORIGINALS 誰もが「人と違うこと」ができる時代 (単行本)

ORIGINALS 誰もが「人と違うこと」ができる時代 (単行本)

 

 

【筆者プロフィール】

八木大樹

静岡県出身。急性期〜生活期、訪問リハと経験し現在に至る。「楽」をモットーにブログで情報発信してます。

ブログ:https://ohagi-riha.com/

Twitter:@ohagidaiki

 

 

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