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【リハビリ職も必見】歩行・ウォーキングの実際『一日一万歩で健康になる』は嘘!?ハーバード大が証明した新事実とは?

理学療法士作業療法士と「歩行」は切っても切り離せない関係です。

動作分析に始まり動作指導・誘導といった歩行に対するリハビリテーションは日々、セラピストであれば関わるケースも多いでしょう。

それと同様に関わることが多いのが「歩行(運動)習慣」の助言・アドバイスです。

 

貴方が関わっている患者さん・利用者さんの中には・・・

 

「毎日1万歩は歩いているから大丈夫です!」

 

「毎朝、犬の散歩を日課にしています」

 

「歩くだけじゃ物足りなくて、ランニングも始めました」

 

という方も多いのではないでしょうか?

 

 

しかし!!

 

これまで健康に良いと信じてきた歩き方が、

実は「健康を害するもの」であったら、

貴方はどう思いますか?

 

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理学療法士作業療法士必見】研究によって明らかになったベストな歩数

ハーバード大学医学大学院のグループが行った研究では、

平均年齢72歳の高齢女性は、1日の歩数が4400歩程度でも、2700歩程度の人と比べて全死亡リスクが41%低いことが明らかになったという報告があったようです。

 

1日の歩数が増えるほど、

全死亡リスクは更に低下したが、

その効果は1日7500歩前後で最大に達し、

「歩数をそれ以上増やしても、

さらなるベネフィットは得られない」

ことが分かったのです。

 

【下記参考記事】

mainichi.jp

 

 

 

【リハビリ職も改めて見ておきたい】効果的なウォーキングとは?

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日本人の「平均寿命」は、

男性が79・94歳

女性が86・41歳

です。

 

昔に比べると、

かなり寿命が延びているように思いますが、

 

高血圧症

 

糖尿病

 

脂質異常症

 

心筋梗塞

 

脳卒中

 

認知症

 

 

生活習慣病

 

など・・・

健康に対する不安を数え上げれば、

キリがありません

 

実はこういったすべての病気に対して

「ある指標に基づいたウォーキングが効果的である」

ということが研究を通じてわかってきました

 

 

 

リハビリでの指導も「適度な運動」が大切 

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大切なことを一言でいえば、

やりすぎでもなく、

足りなすぎでもない

「ほどほどの運動が大切」

なのです。

 

そして

「ほどほどの運動」こそが、

健康に対する「万能薬」なのです。

 

 

先ほどの例でお伝えしたとおり、

「歩けば歩くほど健康になる」

と思って歩きすぎれば、

免疫力が低下し病気になりやすくなります

 

「やりすぎは体に毒」なのです。

 

だからといって、

「足りなすぎても体に毒・・・」

 

犬の散歩やスポーツクラブでの運動で疲れてしまい、

それ以外の時間にぐったりしていては健康を害してしまうのです。

 

 

 

【最後に】リハビリテーションセラピストも知っておくべき「ほどほどの運動」とはどれぐらい?

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「ほどほど」の運動とはどんなものか?

 

「ほどほど」といっても感覚値ではありません。

しっかりとした指標があります。

 

「歩数」でも、

「消費カロリー」でもありません

 

それは一体どんなものでしょうか? 

 

 

「ほどほど」の運動とは・・・

 

1日24時間の総歩行数=「8000歩」

 

そのうち中強度の運動(歩行)を行う時間=「20 分」

 

この2つを組み合わせた数字です

 

つまり、

 

「8000歩/20分」

 

これが健康を維持するための重要な数字なのです。

 

リハビリ職の貴方も、ぜひ覚えておいてはいかがでしょうか?

患者さん・利用者さんへの運動指導だけでなく、自身の体調管理にも必ず役立つはずですよ 

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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