リハストリート

理学療法士、作業療法士たちが運営するリハビリに関する総合情報サイト

【理学療法士・作業療法士必見】仕事の質を高めるタテとヨコ

 

f:id:rehast:20190224232123j:plain

 

 人間関係で仕事の質が変わるのをご存知でしょうか?

今回は、人間関係のつながりによって、

 

「仕事の質が、どのように変わるのか?」

 

をご紹介していきます。

現在、仕事の質にお悩みの方は必見です。

 

 

 

生きていくのに切っても切れないのが人間関係 

 

今回はこの人間関係、「つながり」に関してお話ししたいと思います。

 

病院・クリニックなどの組織に所属して仕事をしていると

上司・同僚・後輩との上下関係を含んだつながりが仕事の大半に関わります。

 

理学療法士や看護師などの医療職は、

その組織内(クリニック・施設)でクライアント(患者・入居者・利用者)との接点が多いのですが、

他の業種との接点はあまり無いですよね。

 

あると言っても、せいぜい製薬会社の営業くらいでしょうか?

 

どうしても医薬関連から抜け出しづらいのが現状です。

 

 

柔道整復師である筆者の場合、

接骨院という小さな規模の職場でしたので、

関わるのが患者か柔道整復師鍼灸師・・・

そのほかに接点がありません。

 

この組織内のつながりを「タテ」とするならば、

 

全く別の業界の方とのつながりを「ヨコ」とします。

 

 

医療職から見ると、

アパレル、金融、飲食などは全く違う分野ですね。

趣味の草野球チームや通っている〇〇教室の先生やそこの生徒さん、

行きつけのバーや喫茶店で仲良くなった常連さんなども含めます。

 

 

実際には色々な年齢・職種のクライアントと会いますが、

そもそも『医療を提供する側』と『受ける側』という、

仕事上での関わり合いなのでそこから深く付き合うことは、

通常、少し難しいかと思います。

 

 

「タテ」のつながりは臨床現場での技術・知識を高めるのに最適であるが・・・ 

f:id:rehast:20190224224852j:plain

「タテ」のつながりは組織内で仕事を円滑に進めていく上では必要ですし、

実践的な技術や知識を高めていくにも良い影響があると思います。

手技の練習をしたり、研究発表をお互いするなど切磋琢磨するには大切です。

 

ただ、どんなに知的水準の高い人でも・・・

 

「似たような意見や志向 」を持った人たちが集まると

知的生産のクオリティは低下してしまう。

 

といった研究結果も出ているそうで、

ずっとそのタテのつながりだけに依存してしまうと、

仕事の質が落ちてしまうのです。

 

 

 仕事の質を高めるためには『タテ』のつながりだけに依存しない

 

f:id:rehast:20190224224923j:plain

そこで、ヨコのつながりが重要となります。

 

他の業種や人と積極的に関わることで自分に活かせる方法が見つかったり、

個人で仕事されている方は集客につながったりします。

 

もちろん異業種交流会のような場が既に設けてある所で出会うのも良いのですが、

如何せんビジネスライクになりがち。

 

会う前から「ビジネス」のフィルターがかかった状態なので、

この人と付き合うと損するか得するか、

と余計な思惑が自然と混ざってしまいます。

 

そうすると純粋に人として魅力よりも、

その人のビジネスの魅力に惹きつけられてしまうこともあるので、

良い付き合いが長くできるかはお互いの利益次第になってしまいます。

 

金の切れ目は縁の切れ目、とはよく言うものです。

 

そのため、個人的な見解としては、

仕事以外に没頭できる趣味からのつながりが、より良いヨコのつながりになる

かと思っています。

 

大好きな趣味が共通点であれば相手の職や地位といった優越や

ビジネスのフィルターは最初にはありません。

 

趣味を通じて仲良くなっていったらそこから仕事につながることもあります。

典型的な例だと・・・

『その相手が腰痛持ちでクライアントや患者として来院するようになった。』

とかですね。

趣味で意気投合してからなので、

技術以上に人間性を評価してもらっている状態からのスタート。


なので後はしっかりと技術で結果を出すだけ。

 

ここで重要なのがその「技術」の部分。

 

最終的にはセラピストとして技量が大切。

 

どんなに良い人でも腕が良くなければ、只の趣味の友人に戻るだけ。

 

ヨコのつながり、つまりはコネクションは大切なんですが、

 結局技術が無いとコネがあっても長続きしない

関係となってしまいます。

 

 

タテのつながりじゃなくて、これからはヨコのつながりだ!


という極論に陥るのでは無く、

 

タテのつながりは・・・

より専門性を高めていく、

実際の現場(治療)のクオリティを上げる為に活かす。

 

ヨコのつながりは・・・

仕事の可能性を増やす、

人生の質を高める為に活かす。

 

という風に使い分けていくことが大切となってきます。 

 

 

仕事の質を高めるには『タテ』のつながりと『ヨコ』のつながりのバランスが大切

f:id:rehast:20190224224950j:plain

『タテ』のつながりと『ヨコ』のつながり、どっちかではなくて、どっちも大切です。

図のようにタテもヨコも伸ばして全体の面積を増やすのがよりよく働くことや

人生の豊かさにつながるのでは無いかと思います。

 

本気で沢山学んで、本気で沢山遊ぶ。

 

これから仕事の質を高め働いていきたい貴方は、今回の記事を是非、参考にしてみて下さい。