【セミナー受講を繰り返している貴方へ】理学療法士・作業療法士(リハビリ職)セミナーを受けても実は勉強できてない?
理学療法士・作業療法士(リハビリ職)向けのセミナーは、いまや多くのセミナー団体が開催しています。
- 理学療法士・作業療法士が知るべき「ラーニングピラミッドという考え方」
- リハビリ職は「能動的に学習すること」が治療技術・知識習得のカギになる
- 『教える』ことはリハビリセラピスト自身が成長するカギである
- 【まとめ】 リハビリテーション職のセミナー受講に大切なのは?
リハビリテーション職である貴方は、
いろいろな文献を読んだり、
先輩セラピストから教わったりして実施していると思いますが、
きちんと治療できていますか?
患者さんを良くしたいという強い気持ちがあるのに・・・
「文献を読んだだけでは具体的な方法が分からない」
や、
「先輩は忙しそうでなかなか教えてもらえない」
とか、
「職場の新人教育プログラムだけでは不十分」
など、
知りたいのに教えてもらえないことが多いのではないでしょうか?
だからこそ、
様々な勉強会に参加して、
いろんな知識を習得しようとしているのだと思いますが
実は、そのセミナーの知識や技術は勉強会に参加しただけでは習得できていません。
「習得率は5%もない」
といっても過言ではないでしょう。
「じゃあどのように勉強すれば良いの?」
という貴方に、
お勧めの勉強方法を本日はお伝えしていきます。
オススメ記事
理学療法士・作業療法士が知るべき「ラーニングピラミッドという考え方」
アメリカ国立訓練研究所の研究によると、
学習方法と平均学習定着率の関係は「ラーニングピラミッド」という図で表すことができます。
学校の授業や会社の新人研修などでは、
講義・実技・議論などさまざまな方法で学習を行いますが、
学習時間が限られていて状況では、
より効率の良い方法での学習がスムーズに学習内容を身につけること
につながります。
いくら勉強してもなかなか成果が出ず困っている人は、
この学習方法を見直すだけで思わぬ効果が出るかもしれませんよ。
リハビリ職は「能動的に学習すること」が治療技術・知識習得のカギになる
セミナーを受講した時を少し思い出してみてください。
そのセミナーで貴方は皆さんの前で質問をしましたか?
ただ聞いて帰るだけのセミナーでは、
あなたは聞いた気になってしまっています。
この時点では習得率5%と言われます。
そのセミナーを受けて、
自分はどうなのか?
どう感じたのか?
どこがわかってどこがわからないのか?
を明確にするということがとても大切なのです。
いわゆるインプット、アウトプットをすることがとても重要になります。
このアウトプットは、
頭の中で筋道立てて考えを整理することと、
自分の口で意見を伝えることが必要になります。
そのため、
「ただ見るだけ・聞くだけよりもさらに能動的な関わりが必要」
になります。
この時点では50%の習得率が可能になります。
わかりますか?
いかにアウトプットが重要かということが。
では一番勉強になるのは何なのでしょう?
『教える』ことはリハビリセラピスト自身が成長するカギである
セミナー講師の方々は、口々にこう話されます。
「セミナー講師をすると自分の勉強になる」
物事を他人に教えるためには、
自分でしっかりと内容を理解していなければなりません。
「他人が書いた文章を読み上げるだけ」
「書籍・ネットの文章をツギハギしただけ」
では自身の脳に与えるインパクトが足りず、
また誰かから突っ込んだ質問をされると返答に詰まってしまいます。
いろいろな方法で何度も実践経験を積み、
時には失敗も経験することで、
より細やかに教えることができるのです。
実はこれが一番習得率が高い勉強方法なのです。
【まとめ】 リハビリテーション職のセミナー受講に大切なのは?
いかがでしたでしょうか?
あなたは毎日患者様が喜ぶ顔を見たいために、
数々の論文を読み漁り、
高額な教科書を買い、
毎週末セミナーに通っている
と思いますが、
学んだこと・覚えたことを用いて、
誰かに教えるという行為をすることで
それらの知識を自分の身に落とし込むことが出来る
のです。
「少し勉強方法を変えるだけで、習得率が変わる」
ということを本記事で知っていただければ幸いです。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
【関連記事】