【理学療法士・作業療法士は高い?安い?】リハビリ職の実際の年収・給料は?
理学療法士・作業療法士といったリハビリ職は一般的に給料・年収といった収入面につ
いて安定したイメージを持っている方が多いのではないでしょうか?
- 理学療法士・作業療法士の収入はどれぐらいなのか?
- 理学療法士・作業療法士(リハビリ職)の初任給は?
- 理学療法士・作業療法士の平均給与
- 理学療法士・作業療法士の経験年数ごとの月額給与推移
- 経験年数による理学療法士・作業療法士の収入の推移
- 理学療法士・作業療法士が収入を増やすためには?
- 【まとめ】リハビリ職は今後ますます「需要が高まる可能性もあり、やりがいもある」
理学療法士・作業療法士(特に理学療法士)は、男女の割合に大きな偏りがみられず、ほぼ半々となっており、女性も活躍している職業の1つです。
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理学療法士・作業療法士の収入はどれぐらいなのか?
理学療法士の給料・年収については、施設の種類や地域格差などによって多少の変動がみられます。
また、理学療法士・作業療法士は診療放射線技師、臨床検査技師といった他のコメディカル同様の給与体系となっている場合が多く見られます。
理学療法士・作業療法士(リハビリ職)の初任給は?
実際、リハビリ職の年収はどれぐらいでしょうか?
「平成29年 賃金構造基本統計調査」(厚生労働省)によると、
理学療法士・作業療法の平均月収は男性で27.7万円、年間ボーナスは64.8万円、
女性の場合、平均月収26.6万円、年間ボーナスが63.0万円
となっております。
収入の男女差はほとんどないことが分かります。
理学療法士・作業療法士の平均給与
年齢や経験年数によって収入は変わるのか?
理学療法士・作業療法士の年齢別平均年収額の推移を見てみると、
年齢を重ねるとわずかではありますが、徐々に上昇し、
50代前半にピークに達しています。
20代前半(20~24歳)の男性では319.6万円、女性は309.1万円
となっております。
また、そこから僅かに増加し、
30代前半(30~34歳)で男性403.2万円、女性378.4万円、
40代後半(45歳~49歳)で男性480万円、女性475.1万円、
50代前半(50歳~54歳)で男性561.2万円、女性526.2万円でピークに達します。
理学療法士・作業療法士の経験年数ごとの月額給与推移
経験年数別での平均月額給与は、
経験年数1年目で23.4万円
1年~4年目で24.7万円
5年~9年目で26.7万円
10年~14年目で29.7万円
15年目以降で33.7万円
と経験年数が増えるごとに上昇していることが分かります。
経験年数による理学療法士・作業療法士の収入の推移
リハビリ職の平均年間ボーナス額は、
1年目で7.2万円
1年~4年目で59.4万円
5年~9年目で68.4万円
10~14年目で77万円
15年目以降は90.7万円
と推移しています。
理学療法士・作業療法士が収入を増やすためには?
リハビリ職は多くの場合、病院や福祉施設や訪問事業所などでで働くことになるでしょう。
そこでリハビリ職が収入を増やすには、どのような方法があるのでしょうか?
まずは、リハビリ職の専門性やスキルを上げることが考えられます。
セラピストに対して設けている制度で「専門療法士」や「認定療法士」といった資格を取得し、セラピストとしてキャリアアップを図ることができます。
リハビリ職は、
同じ組織に長年在籍し経験を積むことで、
給料・年収は徐々に増加していきますが、
大幅な収入アップは期待できないのが現状
です。
そこでリハビリ職として、
より高い専門性をもつことで、
管理職に就いたり、
転職先でも有利に働ける可能性
があります。
また、
活躍の場を海外に広げるのも1つの選択肢
です。
海外で学位(修士、博士)を取得するケース、
海外の病院で研修を受け勤務するケース
また青年海外協力隊としてリハビリテーションの指導を行っているリハビリ職
など海外で活躍するケースも少なくありません。
【まとめ】リハビリ職は今後ますます「需要が高まる可能性もあり、やりがいもある」
日本の平均年収420万円(平成28年度 民間給与実態統計調査より)と比べて、
決して高い
とは言えません。
しかし、今後の高齢者増加により、リハビリ職は需要が高まる可能性がある職業といえます。
日々進化する高度な医療やリハビリテーションについて学び続け、
その知識・技術を活用し、患者さん・利用者さんと関われるやりがいのある職業でもあります。
診療報酬の削減など収入に関しては懸念材料もありますが、
理学療法士・作業療法士といったリハビリ職として知識・技術のアップデートを欠かさないことが重要である
と言えるでしょう。
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