鍼灸師の資格を取る理学療法士・作業療法士増えてます
理学療法士・作業療法士以外の国家資格を取るリハビリセラピストが増えてきています。
- 鍼灸師とは?≪理学療法士・作業療法士との違い≫
- 鍼灸師の平均年収はいくら?リハビリセラピストとの差は?
- 理学療法士・作業療法士と違う?鍼灸師の年齢別平均年収の推移
- 一般的なサラリーマンの年齢別平均年収の推移
- 鍼灸師は理学療法士・作業療法士と違い「業務独占」なので差別化がしやすい
- 【まとめ】
近年では、理学療法士・作業療法士といったリハビリテーションセラピストの中でも、
「他の国家資格」を取得し、リハビリテーションの現場・臨床に活かすセラピスト
あるいは、
他の分野・業種に飛び込んでいくリハビリセラピスト
が増えてきています。
比較的取得する人が多い「鍼灸師」の資格・働き方
について解説していきます。
どのように活かしていけるのでしょうか?
鍼灸師とは?≪理学療法士・作業療法士との違い≫
リハビリ職や柔道整復師と違い、
「東洋医学の理論」
で鍼や灸、薬膳を使って治療をする仕事です。
近年では、研究が進み作用機序が解明されるとともに、
経絡と筋膜、経穴とトリガーポイントが同じものである
ことがわかったため、
WHOでも・・・
「代替医療」ではなく「医療」
として認められ、北里大学をはじめとして医師のカンファレンスでも経穴などの用語が飛び交うようになっています。
また、美容のために鍼を刺す海外セレブが増えてきていることから、
鍼灸師のニーズは一気に高まってきている
と言えるでしょう。
リハビリ職と違い鍼灸師は・・・
「開業権を持っており保険請求もできますが、柔道整復師と違い医師の処方箋が必要となる」
ため、
多くの鍼灸院は自費診療
としているのが現状です。
鍼灸師の平均年収はいくら?リハビリセラピストとの差は?
鍼灸師の平均年収は、
469万円
と言われています。
理学療法士・作業療法士の平均年収については、
理学療法士の年収は、471万円となっています。
理学療法士の平均年収ってどれくらいか知ってる? - リハストリート
まず、一般的な作業療法士の平均年収は、 471万円
平均年収からみる作業療法士の気になる収入 - リハストリート
理学療法士・作業療法士と違う?鍼灸師の年齢別平均年収の推移
まずは鍼灸師の年齢ごとによる一般的な収入の推移を見ていきましょう。
【20歳~24歳】
平均月額給与:17万円
平均年収:267.3万円
【25歳~29歳】
平均月額給与:21万円
平均年収:333.0万円
【30歳~34歳】
平均月額給与:23万円
平均年収:365.8万円
【35歳~39歳】
平均月額給与:26万円
平均年収:417.4万円
【40歳~44歳】
平均月額給与:29万円
平均年収:469.0万円
【45歳~49歳】
平均月額給与:33万円
平均年収:525.3万円
【50歳〜54歳】
平均月額給与:35万円
平均年収:562.8万円
【55歳〜59歳】
平均月額給与:34万円
平均年収:539.4万円
【60歳〜64歳】
平均月額給与:24万円
平均年収:379.9万円
以上の様に、鍼灸師の収入は推移しております。
一般的なサラリーマンの年齢別平均年収の推移
次に、一般的なサラリーマンの年齢ごとによる収入の推移を見ていきましょう。
【20歳~24歳】 平均年収:265万円
【25歳~29歳】 平均年収:378万円
【30歳~34歳】 平均年収:446万円
【35歳~39歳】 平均年収:502万円
【40歳~44歳】 平均年収:564万円
【45歳~49歳】 平均年収:629万円
【50歳〜54歳】 平均年収:656万円
【55歳〜59歳】 平均年収:632万円
【60歳〜64歳】 平均年収:477万円
上記の様に、一般サラリーマンの年収は推移しております。
鍼灸師は理学療法士・作業療法士と違い「業務独占」なので差別化がしやすい
鍼灸師と一般サラリーマンの年齢別平均年収をみていかがだったでしょうか?
思ってたより「少なかった」ですか?、それとも「多く」感じましたか?
鍼灸師も、理学療法士、作業療法士、柔道整復師などと同じように、
一般的なサラリーマンより大幅に低い生涯年収
となっていることが分かります。
鍼灸師の資格を取って収入アップを狙うのであれば、
開業権を持っているため・・・
「独立開業をして軌道に乗せれば、平均年収700万円を超える」
ことも夢ではありません。
上述のように、鍼灸師の資格で保険を使うには、
医師の処方箋が必要となるため、実際には保険診療導入のハードルは高い
ですが、
自費診療でも鍼灸は鍼灸師の業務独占であるため、他のセラピストとは差別化
ができますし、
美容鍼が流行っているため美容鍼をウリにする
こともできます。
また、
単価を低めに設定しても複数人同時に施術を行うことが可能な点
も売り上げを確保しやすい部分と言えるでしょう。
さらに、鍼や灸はマッサージなどの徒手療法と比べて、
肉体的な負担が少ないため高齢になっても続けやすい
というのもメリットだと言われています。
【まとめ】
いかがだったでしょうか?
「収入に対して不満足」
であったり、
「将来に対する不安」
を持っているリハビリセラピストも多いのではないでしょうか?
貴方は現在の収入に対して、どう感じていますか?
今回は、
「鍼灸師の資格と働き方」
についてクローズアップしましたが、
他にも理学療法士・作業療法士がキャリアアップ・収入を増やす働き方は多くあります。
鍼灸師の資格に興味がある方は、是非、今回の記事から今後の働き方の参考にしてみて下さいね。
リハストリートでは、理学療法士・作業療法士である貴方の働き方を応援しています。
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