理学療法士・作業療法士が副業する3つの方法とは?
リハビリの仕事は、思っていたよりも給料が少ない。
理学療法士・作業療法士としてキャリアを積むと、仕事量に対して、給料が増えていかないことに悩みますよね。
厚生労働省の「平成29年賃金構造基本統計調査」によると、
例えば、25~29歳の男性の理学療法士・作業療法士(職員数が10~99人の事業所に勤務)の年収は、
396万7700円です。
年収としては、同じ世代の男性の平均年収額である371万円を上回っているのですが、生計を立てていくために、今よりも、収入を増やしたいと思う人が多いのではないでしょうか?
そこで、理学療法士・作業療法士として働きながら、副業する方法を紹介します。
参考:厚生労働省
※賢いリハビリ職(リハビリ技師)は下記のように転職し年収・給料を上げています。
理学療法士・作業療法士に副業をおすすめする理由
理学療法士・作業療法士を問わず、副業をするサラリーマンが増えています。
2017年に、Lancers(ランサーズ:個人と企業の業務委託を仲介するクラウドソーシングサービスを提供している会社)
が行った調査では、約458万人のサラリーマンが副業を行っていました。
理学療法士や作業療法士も、研修会などに参加してキャリアを積んだり、
家庭を持ったりすれば、今までよりも、多くの収入が必要になりますよね?
自分のスキルアップや生活を充実していくためには、
副業をしてみるのも、ひとつの方法です。
参考:THE LANCER(Lancersが運営するウェブサイト)
副業者の人口・職種・年収が丸裸ーフリーランス実態調査2017
理学療法士・作業療法士が副業する3つの方法
副業を行う時には、本業に支障をきたしにくい仕事が良いです。
ここでは、理学療法士・作業療法士が行いやすい副業を3つ紹介します。
1)リハビリのアルバイト
介護施設では、理学療法士・作業療法士のアルバイトを募集している事業所があります。
リハビリのアルバイトの求人は、週1回程度の仕事が多く、自分のスケジュールに合わせて副業ができます。
求人募集している介護施設は、介護老人保健施設(老健)、デイケア、デイサービス、訪問看護ステーションなど、色々です。
もしかすると、「休みの日まで、リハビリの仕事をするのはちょっと…。」と思われたかもしれません。
しかし、理学療法士・作業療法士であれば、他のアルバイトをするよりも、リハビリのアルバイトをした方が、メリットが多いです。
リハビリのアルバイトは、介護施設によっては、2000円前後の時給です。
一般的なアルバイトは、社会人であると、時給が1000円~1200円程度ですから、リハビリのアルバイトよりも、収入が少なくなりがちです。
また、介護施設でアルバイトをすると、介護分野でのリハビリの経験を積むことができます。
色々な職場で働いた経験があると、本業で転職をする時にも、自分のキャリアとしてアピールできますよ。
リハビリのアルバイトに興味があったら、理学療法士・作業療法士向けの求人情報サイトや転職支援サイトで検索してみましょう。
2)アフィリエイト
アフィリエイトは、自分のウェブサイト(以下、サイト)やブログなどに、契約した企業の広告を貼り、サイトやブログの訪問者に、広告をクリックされたり、サービスに登録してもらったりすることで、収入を稼ぐ方法です。
アフィリエイトを行ったことがないと、収入を稼ぐ仕組みがわかりにくいと思うので、以下に、アフィリエイトによる収入の仕組みを箇条書きにしてみました。
- 自分のサイトまたはブログをつくる
- インターネット上で、アフィリエイト広告を扱っているサイトに登録(契約)をする
- サイトまたはブログに広告を貼る
- サイトまたはブログの訪問者が広告をクリックする、あるいは訪問者が広告をクリックした先のサービスを利用する
- 収入が得られる(広告をクリックされると収入が発生するのか、広告をクリックした先のサービスを利用して収入が発生するかは、広告の種類による)
なぜならサイトやブログをつくったり、記事を更新したりする手間はありますが、
全て自宅で行えるからです。
3)クラウドソーシングサービス
クラウドソーシングサービスは、個人と企業の業務委託を仲介するサービスです。
例えば、ウェブライターやイラストレーターなどの仕事があります。
クラウドソーシングサービスを行っている代表的なサイト(会社)には、ランサーズやクラウドワークスなどがあります。
いずれのサイトも、インターネットを使って、自宅にいながら副業ができます。
仕事の相場は、1つの案件をこなすと、数十円から数千円と様々です。
企業と雇用契約を結ぶ必要がないので、副業として、気軽に始めやすいですよ。
副業する時の注意点は?
1) 勤務先の就業規則を確認する
理学療法士・作業療法士が副業を行う場合にも、まずは、就業規則を確認することが重要です。
勤務先の病院や介護施設が副業を禁止している場合があるからです。
平成30年1月に、厚生労働省が作成した「副業・兼業の促進に関するガイドライン」では、サラリーマンが副業することを促していますが、副業が可能かどうかの判断は、それぞれの会社の就業規則に委ねられています。
そのため、就業規則に違反しないように、副業が禁止されていないか確認してみましょう。
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11200000-Roudoukijunkyoku/0000192844.pdf
2)時間的・肉体的な余裕をつくる
理学療法士・作業療法士が、日常的に行っているリハビリ業務は、心身のエネルギーを消耗しやすい仕事です。
週5日間、1日に8時間の仕事に加え、残業をしたり、休日出勤をしたりしている場合には、副業をしたことで、からだを壊しかねません。
副業をする前には、本業の仕事量を調整し、自分の時間的・肉体的な余裕をつくることも重要です。
まとめ
理学療法士・作業療法士として働きながら、副業する方法を紹介しました。
理学療法士・作業療法士が副業しやすい方法は、以下の3つです。
いずれの方法も、副業を行う場合には、就業規則を確認したり、時間的・肉体的余裕を作ったりして、無理のない範囲で働くようにしましょう。
副業を通して、自分のスキルアップや収入を増やせると良いですね。