リハストリート

理学療法士、作業療法士たちが運営するリハビリに関する総合情報サイト

【理学療法士 作業療法士も知っておきたい】「笑い」(笑顔)それは医学にも勝る「最高のクスリ」だった

理学療法士作業療法士リハビリテーションの臨床ではセラピスト、患者さん・利用者さんともに集中しすぎて、お互い真顔のままリハビリをしてしまうことも多いのではないでしょうか?

 

あなたは異性や同姓の

「笑いしわ」が魅力的

に映ること

ってないですか?

 

普段から、

よく笑っている人

は幸せそうだな

と感じますよね。

 

逆に、

眉間のしわが目立つ人は

いつもカリカリしているなぁ

という印象を与えますよね。

 

それなら、

笑って毎日を

過ごしていきたい

ものですよね?

 

そんな中、

笑いは

身体にとって

様々な良い効果を

もたらす

という研究結果が

岐阜保健短期大学長により

発表されたのです。

 

オススメ記事

【現役理学療法士が伝授】最新の視力回復術は「たった20分スマホアプリを見るだけ」で視力が2.0に回復!?

 

【リハビリ職の臨床でも応用したい】免疫細胞が「笑い」によって増加する

f:id:rehast:20190811160448j:plain
岐阜保健短期大学長が

発表した記事によると、

「若くて健康な人の体にも

1日におよそ5,000個もの

がん細胞が発生している」

そうです。

 

体内に発生する

「がん細胞」

「侵入してくるウイルス」

を攻撃しているのが、

リンパ球の一種である

ナチュラルキラー(NK)細胞

と呼ばれています。

 

人間の体内には

NK細胞が50億個もあり

その働きが活発だと

「がん」や「感染症

にかかりにくく

なります。

 

この、

NK細胞が

どれだけ活発に

「がん細胞」や「ウイルス」

を攻撃するか?

を表しているのが

「NK活性度」

と呼ばれています。

 

この研究では、

20〜62歳の男女19名に、約3時間、漫才や喜劇などで大いに笑う体験をさせ、直前と直後に採血し、NK活性度を調査する研究を実施。

 

その結果、大笑いした後は、もともとNK細胞の働きが低い人は高くなり、高すぎた人は低くなって、適正な状態に落ち着いた。

 

笑った後には、感染予防やNK細胞の活性化などに関わる遺伝子群の発現が高まっていたという研究結果となった。 

 

 ≪「笑い」と「健康」に関する書籍≫

笑医力: びっくりするほど健康になる!

笑医力: びっくりするほど健康になる!

 

 

奇跡の「笑い力」―健康・成功・幸せに効くその理由

奇跡の「笑い力」―健康・成功・幸せに効くその理由

 

 

 

理学療法士 作業療法士も知っておくべき】増加するのは免疫細胞だけではない

f:id:rehast:20190811160542j:plain
笑いが

免疫細胞を増加させ、

健康を長続きさせる秘訣

だという話は、

あなたも聞いたことが

あるのではないでしょうか?

 

実は、

それ以外にも

良い効果をもたらす

ということを知っていましたか?

 

・自律神経に作用する

交換神経(緊張)と副交感神経(リラックス)

適度に切り換え活性化することができます。

 

・脳の働きが活性化

脳の海馬は、

新しいことを学習する

ときに働く器官です。

「笑う」とその容量が増えるそうです。

また、笑いによって

大脳新皮質に流れる

血液量が増加するため、

脳の働きが活発になります。

 

・快感物質ドーパミンが放出

笑うと大脳辺縁系

ドーパミン」が放出されます。

ドーパミン

快の感情(喜び)を促す物質で、

白血球を活性化します。

笑うと、

鎮痛作用と快感作用のある

エンドルフィンの分泌も増えます。

 

・血行促進

笑ったときの呼吸は

深呼吸や腹式呼吸

同じような状態を

作ります。

体内に酸素が

たくさん取り込まれるため

血のめぐりがよくなって

新陳代謝も活発になります。

海外では、

小児科医が

入院中の子どもの前で

ピエロの真似などをして

気分をリラックスさせたり

笑いを誘って

病気の回復力がどれだけ変化するか?

を調べるなど、

「笑い」と「健康」に関する研究には

早くから取り組まれています。

 

 

【最後に】笑いは「世界もあなたもリハビリテーション」も救う?

f:id:rehast:20190811160603j:plain
現在日本は高齢化が

急速に進んでおり、

それに伴って

認知症の数も

増えています。

 

認知症は、

脳血流量の低下

によるものが原因のもの

もありますので

前述する効果を考えると、

この「笑い」が

認知症を予防する一つの手段

といっても過言ではありません

 

 

認知症だけで

はありません。

 

笑いには

「ストレス解消」

「心身の健康に対する

さまざまな効果・効能がある」

という

研究結果も報告されています。

 

セラピストである貴方も

毎日、仕事に疲れていますよね?

 

ぜひ、

笑いを求めて

吉本新喜劇や上方漫才などで

笑ってリフレッシュしては

いかがでしょうか?

 

そして、

リハビリテーションの臨床では、

真面目に臨床をしつつも、

笑顔を引き出せるセラピスト

を目指してみませんか?

 

きっと、今までの臨床と

違った変化・効果が

出てきますよ!

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました!

 

≪リハスト公式質問箱≫

日々の臨床や仕事での悩みを受け付けています。

些細なことでも、どんどん質問して下さいね!

 

【関連記事】

blog.rehastreet.com

blog.rehastreet.com