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【今が辛いなら間違ってない!】リハビリ職の「前向きな転職」と「後ろ向きな退職」どちらも間違いではありません

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理学療法士作業療法士といったリハビリ職であれば誰しもが必ず悩むことの1つ。

それが、「転職」と「退職」です。

「良い転職」もあれば「悪い退職」も転職に悩んでいるセラピストであれば考え、悩むことでしょう。

なかでも良く言われる「後ろ向きな退職」です。しかし、それは本当に「悪い退職」なのでしょうか?

 

多くのリハビリテーション職であれば必ず1度や2度は体験する「退職」と「転職」

 

転職・退職理由は様々です・・・

 

〇給料などの収入アップを目指しての転職

 

〇やりたい分野やキャリアアップを図るための転職

 

〇人間関係に悩んだ末の退職

 

〇業務量が多く体力的に辛くなったため退職

 

など、

リハビリセラピストの数だけ

転職・退職理由は多種多様です。

 

前向きな転職に関しては問題ないことが多いですが、

良く問題視されるのが、

「後ろ向きな退職」

についてです。

 

転職情報サイトやSNSでも

「後ろ向きな退職は避けるべき」

という意見が散見されますが、

本当にそうなのでしょうか?

 

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理学療法士作業療法士】前向きな転職が支持される理由

この部分に関しては、

現在、転職や退職を考えて

情報収集されている貴方であれば

分かることでしょう。

 

 

前向きな転職とは・・・

 

・自身のキャリアアップを考えて今の職場よりも厳しそうな職場へ行く

 

・今まで経験したことのない分野・疾患が見れる職場で知識・技術を磨きたい

 

・これまでの経験を活かして新しく立ち上げる職場で立ち上げのメンバーとして仕事に携わりたい

 

など、

多くの前向きな理由による転職があります。

 

 

こういった「前向きな転職」が支持される理由としては、

 

・現在の職場における周囲の人間が納得できる

 

・転職する本人が成長を願っている・望んでいることが素晴らしいことである

 

・新たな職場からも、やる気や意欲がある人材が欲しい

 

・本人のキャリアアップに繋がるため、自身も成長する経験ができる

 

といった理由が多いでしょう。

 

そして、

出来るのであれば全員が全員、

「前向きな転職が出来る」

のであれば言うことはないですよね。

 

 

 

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リハビリ職でも「後ろ向きな退職」をせざる得ない状況もある

しかし、そうは言っても、

「後ろ向きな退職という選択肢を選ばざるを得ない」

リハビリ職も居るのが現状です。

 

ここで考えられる「後ろ向きな退職の理由」として、

大きく2つに分けられます。

 

それは・・・

 

・退職を考えている本人自身の問題であるのか?

 

・職場や人間関係・業務量など本人だけでは解決できない問題なのか?

 

です。

 

 

 

退職を考えている本人自身の問題とは?

・もともと、やりたい分野ではなかったため勉強不足のまま仕事をしていた

 

・やる気や意欲が低く最低限の仕事で周囲の不満が募る

 

・自分のコミュニケーション・連携不足

【参考記事】 

【リハビリ職を辞めたいと思う貴方へ】理学療法士・作業療法士(リハビリ技師)が「仕事を辞めたい」と感じたらやってほしい3つの約束事

 

 

 

職場や人間関係・業務量など本人だけでは解決できない問題とは?

・自分からコミュニケーションを取ろうとしても相手にしてくれない同僚や上司がいる

 

・立場上、上の意見と下の意見を聞かないといけないため板挟みの状態にある

 

・業務量が多すぎて毎日、残業せざるを得ない

 

・学べると思ってたことが実際には学べない職場だった 

 【参考記事】

あなたの職場は良い職場?「メンタルヘルス」の在り方について

 

 

 

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リハビリセラピストが「後ろ向きな退職」・・・でも悪くない

「後ろ向きな退職」

に対しては賛否両論です。

 

反対理由としては、「キャリアに傷つく」ことや「転職を繰り返しやすくなる」といった理由が多いでしょう。

 

リハビリテーション業界や一般社会でも、

「石の上にも3年」

と言われているように、

どんなことがあっても3年を目安に勤務し続けることが理想ともいわれています。 

 

 

しかし・・・

退職を考えているセラピスト自身が解決できない問題を抱えたまま仕事を続けることは本当に大切な事なのでしょうか?

 

人間関係、業務量、体力的な問題などで、

体調を崩してしまうリハビリ職も少なくありません

 

数日程度の休養で治るのであれば良いですが、

溜まりにたまったストレスと疲労により心身ともに調子を崩し働けなくなるまで、我慢して働く必要はないのではないでしょうか?

 

心身ともに調子を崩し

数か月~数年の休養が必要となり、

その上、

仕事に戻ることも難しい状態

となってしまうのがセラピストにとって

1番、最悪な状況とも言えます。

 

そうならないためには、

「後ろ向きな理由」

であっても、

「心身を崩す前に退職を選択する必要性」

もあるのではないでしょうか?

 

 

 

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【まとめ】リハビリテーション職であっても一番大事なのは貴方自身です

 今回は「後ろ向きな退職」の是非について記事にしました。

 

貴方はどう感じましたか?

 

確かに「ネガティブな退職」は、

「逃げたと思いたくない・思われたくない」

と感じることも多いのは確かです。

 

しかし、

リハビリテーションを提供する理学療法士作業療法士

心身ともに病んでしまっては元も子もありません

 

我慢し続けた結果・・・

 

「今後は働くのが難しい」

 

「少しの時間しか働けなくなってしまった」

 

という状況になってしまっては、

セラピスト本人もそうですし、

リハビリを必要としている患者さん・利用者さん

にとっても不利益しかありません。

 

そうならない前に、

もし貴方が転職・退職を考えているのであれば、

まずは自分の心身の状態をしっかりと把握すること

が大切です。

 

今回の記事を参考に、

リハビリ職である貴方にも、

貴方を必要としている患者さん・利用者さん

にとっても、一番良い選択が出来ることを願っています。

 

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