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理学療法士・作業療法士(PT・OT)が転職を考えるタイミング・時期【失敗しないために】

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医療業界(リハビリテーション業界)は転職が多い職種と言われてます。

 

理学療法士協会が行った

平成28年の調査によると、

 

理学療法士離職率は、

 

【医療分野:10.2%】

【介護分野:18.8%】

 

と発表されています。

 

 

一般企業の離職率は、

「15%程度」

と言われているため、

 

数字としては

あまり高くないようにも見えますが、

 

「10年勤続が当たり前の職場」

 

もあれば、

 

「毎年何人も辞めて

何人も入職するような

入れ替わりの激しい職場」

 

もあり、

 

各職場によって、

かなり差は大きいようです。

 

※賢いリハビリ職(リハビリ技師)は下記のように転職し年収・給料を上げています。

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理学療法士作業療法士は「3年目」が1つのターニングポイント

新人プログラムも終わり、

 

業務にも慣れ、

 

後輩も入ってきて

指導することも出てきた、

 

その時期が恐らく、

 

3年目が多い

 

でしょう。

 

 

「仕事の内容」

 

「プライベート」

 

「周りの環境」

 

などにも

目を向けられるようになり、

 

「自分はこのままでいいのだろうか?」

 

「もっといい職場があるのでは?」

 

転職を考える人が増えるのもこの頃

です。

 

 

一般企業も含めると、

 

3年以内に離職する

「早期離職率」は約30%

 

ともいわれています。

 

 

つまり、

 

3人に1人が3年以内に

職場を辞めている

 

ことになります。

 

 

理学療法士作業療法士が転職を考える理由

 

【職場の人間関係】

働く上で、

 

「人間関係」

 

は重要なポイントです。

 

 

医療職種だけでなく、

一般企業においても、

 

人間関係に悩んで

職場を去る人は多い

 

です。

 

 

しかし医療職種は特に、

 

同僚だけでなく、

医師・看護師などの他職種と

連携する必要がある

 

ため、

 

より幅広い人間関係の構築

 

が求められます。

 

 

そのため、

 

一度人間関係がこじれると

どうしても働きにくくなる

 

パターンが多いです。

 

 

最近はパワハラなどが

世間で良く取り上げられていますが、

リハビリ職種はどうしても、

 

技術職としての要素が強いため、

上司からの厳しい指導に悩んでしまう

 

人も多いのが現状です。

 

 

 

リハビリテーション職は給与が低い傾向にある】

なかなか大幅な昇給が望みにくいのは、

多くの理学療法士作業療法士が抱える

悩みのひとつでもあります。

 

結婚して子育てをしようと思うと、

 

夫婦常勤共働きが当たり前で、

少しでも給与条件が高い職場に転職

 

を考えるセラピストも

少なくありません。

 

 

 

【結婚・出産などのライフイベント】

女性に多いのがこのパターンでしょう。

 

子育て中心に生活スタイルを

変えていくため、

 

今までバリバリと働いてきた職場を辞めて、

時間にゆとりを持てる職場へ転職

 

を考えることもあるでしょう。

 

 

もちろん女性だけでなく男性も、

 

結婚を機に遠方へ引っ越す場合は、

職場を辞めざるを得ない

 

こともあります。

 

 

 

【やりたいリハビリの仕事・分野と違う】

ずっと、

「訪問分野で働きたいと異動願を出していた」

としても、

それが通らないこともあります。

(もちろん逆のパターンもあります。)

 

働きたい分野で働くために

職場自体を変える

 

という選択を取る場合が多いです。

 

 

更には、

 

リハビリ分野以外に興味を持ち、

違う道・職種に進みたい

 

と考える人もいることでしょう。

 

 

 

リハビリテーションスキルアップのため】

 

「知識・技術をアップデートしたい」

 

と思いセミナーに参加するという

セラピストも多いですが、

 

職場自体を変える

 

セラピストもいます。

 

「難しい症例に日々、

接することが出来る」

 

「レベルの高い上司・先輩の

技術を近くで見ることができる」

 

という環境は、

 

「自己のレベルを上げるためには、

とても良い手段」

 

といえるでしょう。

 

 

 

【臨床での仕事量が多すぎる・業務時間が長すぎる】

日々の診療業務に加え、

 

カルテ記載や計画書作成、

 

職場によっては

カンファレンスを頻繁に開催

 

しているところもあるでしょう。

 

 

残業時間もその分、長くなりやすく、

 

プライベートな時間が持てない

 

場合もあります。

 

 

 

リハビリセラピストは「とりあえず1000時間」目指してやってみる

 

「石の上にも3年」

 

とは言いますが、

合わない職場で

我慢して勤務し続けることで、

 

心身ともに疲弊し、

体調を壊してしまうパターン

 

も少なくありません。

 

 

むしろ最近では、

 

「職場が合わないと感じたら

早く辞めた方がいい」

 

という風潮も出てきています。

 

 

ですが、

 

「安易に転職を考えない方が良い」

 

と言えるでしょう。

 

 

 

たいていどんな物事においても、

 

「1000時間こなせば、

ある程度は形になる」

 

と言われています。

 

 

「物事を習得する」

または、

「仕事で成果を出せる」

ようになるには、

 

ある一定の時間が必要

 

となります。

 

 

そこでポイントとなるのが、

 

一定の仕事・技術を習得する為に

1000時間を費やしたかどうか?

 

ということです。

 

 

最初に、

「量をこなしていくことに

重点を置くこと」

が重要です。

 

そうすることで

ある時から、

「質の面でも急激に成長する」

と言われています。

 

 

仕事で上手くいかない

 

成果が出ない

 

と感じた時には、

まず、

 

「自分は本当にこの仕事で成果を出すため

(技術を習得するため)に1000時間費やせたか?」

 

と考えてみてはどうでしょうか?

 

 

 

 

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【まとめ】失敗しない転職のために

いかがでしたでしょうか? 

 

現時点で、

 

「何もせずただ3年過ごすだけ」

 

ですと何も変わらない上に、

 

「自身のセラピストとしての質は上がる」

どころか、

「周りと比較し相対的にセラピスト

として質が下がっている可能性」

 

もあります。

 

 

自分自身でまずは、

 

1000時間やれたかどうか?

 

もしやったとして、

それでも

その職場や仕事が

合わないと感じた

時に改めて、

 

「自分のいる環境を変える」

 

「転職をする」

 

という選択肢を考えてみるのも

1つの手段と言えるでしょう。

 

 

今現在、転職に悩んでいる

理学療法士作業療法士の貴方も

今回の内容を参考に、

 

失敗しない転職の選択肢・時期を選べる

 

ようにしていきましょう。

 

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