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毎日が忙しい理学療法士・作業療法士(リハビリ技師)の貴方へ。歩く瞑想は本当に効くの?

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最近注目の【瞑想】・・・
「やってみたいけど、時間が無くて…」とリハビリ職のあなたも思っていませんか?

 

理学療法士作業療法士の多くは、

決められた業務時間を超え残業することも多く、

家に帰れば21時・22時になる

というセラピストも少なくありません。

 

 

回復期病院などでは早番・遅番制度がある病院もあり、

 

「瞑想のために時間を割く」

 

という考えにまで至らない場合が多いことでしょう。

 

 

しかし、

 

実は「瞑想」は必ずしも静かに座ってする必要

 

はないのです。

 

 

最近では、

 

「ながら瞑想」

 

というものが増えてきています。

 

 

日常の行動の中で瞑想を取り入れる

 

というものです。

 

 

入浴時に瞑想する「瞑想浴」

 

食事をじっくり味わって食べる「食瞑想」

 

そして、

 

ゆっくりと歩くことで心を落ち着ける「歩行瞑想」

 

というものもあります。

 

 

例えば、

 

毎日の通勤・通学時間等の「歩く時間」で瞑想をすること

 

もできるのです。

 

 

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「瞑想」とは?

ヨガの世界では、

 

瞑想のことを「ディヤーナ=吸収」

 

と言います。

自己学習、自己反省、観察、

また自分の中にあるものを探す方法のことです。

 

 

身体の中の動きを観察することであり、

 

心の状態を見つめること

 

とも言えます。

 

 

簡単に言うと、

 

「何かに1つのこと集中する」

 

ということになります。

 

 

 

「歩くこと」と理学療法士作業療法士の「メンタルヘルス

古代ギリシャの医学の祖、ヒポクラテスは、

 

「歩くことが最良の薬」

 

という言葉を残したそうです。

 

ソクラテスも歩いて問答したことで知られ、

ギリシャ哲学は歩きながら生まれたとも言われています。

 

身体活動や運動が、

メンタルヘルスや生活の質の改善に効果をもたらすことは認められていますし、

 

ウォーキングには脳を活性化させる効果が期待でき「うつ病予防」にも効果的

 

と言われています。

 

 

 

「疲れているリハビリセラピスト」でも「歩くだけでスッキリ」する

実は、

 

「ただ歩く」

 

というだけでも効果はあります。

 

歩行動作は、

 

CPGという神経回路

 

によっても行われます。

CPGとは、Central Pattern Generatorの略語です。

頸・腰髄膨大部に存在する歩行、呼吸、咀嚼運動などのリズミックなパターン運動を惹起する神経回路網のことで、脳や感覚入力から独立してパターン運動を誘発するジェネレーターということができます。

(日本リハビリテーション学会HPより引用)

 

これによって、

 

「何も考えないでボーっとしている状態」

 

を作り出すことができます。

脳と切り離されたリズミカルな運動を繰り返すことで、

 

脳にリフレッシュ効果を与える

 

ことができます。

 

 

 

「歩く瞑想」その方法は?理学療法士作業療法士にもオススメ

では実際に、「歩く瞑想」をする場合はどんなことをしたらいいのでしょうか?

 

リラックスして歩く

歩く瞑想はウォーキングとは違います

できれば、

 

前や後ろで手を組み、静かに、なおかつラクに歩ける歩行姿勢

 

を選ぶのが最適であるとされています。

 

 

 スピードは「少しゆっくり」

自分自身の歩く体に集中をするために、

 

歩行は比較的「ゆっくりめ」にするのが良い

 

と言われています。

 

 

 自分の身体に意識を向ける

歩きながら、

 

自分の身体がどう動いているのか?

 

足裏が地面を蹴る感覚

 

風が吹く感覚

 

自分の微細な感覚にも目を向けていく

 

ことで、少しずつ

外からの刺激に左右されることなく集中した意識を保つこと

ができます。

 

 

 呼吸にも着目する

どうしても周りに注意がそれてしまう場合は、

 

呼吸を観察すること

 

から行ってみましょう。

 

 

早く歩きすぎて息が荒くなっていないか?

 

吸ったり吐いたりする呼吸の音、胸の動きはどうか?

 

呼吸に意識を向けると、

自然と身体の感覚にも意識が向けやすくなります。

 

 

 静かな場所で行う

歩行瞑想では、音楽等を聞くことは推奨されていません

雑然とした通りや人通りの多い場所だと、

気持ちが落ち着かない人もいることでしょう。

 

「集中する」

 

「安全性」

 

という観点からも、

 

「人や物とぶつからないような場所を選ぶこと」

 

もポイントです。

 

 

 

 

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【まとめ】<リハビリ職の貴方へ提案>まずは一駅分の距離から始めてみましょう!

最初から、

何十分も瞑想をしよう

とすれば、誰もが疲れてしまいます。

 

「これでは続けられない」

 

と歩行瞑想を諦めてしまっては、

せっかくチャレンジしようとした意味がありませんよね。

 

 

そのために、まず最初は、

 

帰宅途中の「5分」を使って歩く瞑想

 

をスタートしてみましょう。

少しうまくできたかな?」と感じたら、

 

「次は10分」に、「そして15分に」と、

少しずつ時間を伸ばしていけば良い

 

のです。

 

毎日が忙しく身体的にも精神的にも慢性的な疲労感を感じていたり、

やる気や意欲が落ちていると感じている貴方は是非、

 

「歩く瞑想」

 

をして、心身のリフレッシュを図ってみてはいかがでしょうか?

臨床での感覚や仕事の効率アップにも繋がっていきますのでオススメですよ。

 

 

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