理学療法士・作業療法士の病院勤務は収入が低い?メリットは?
リハビリセラピストの病院勤務は収入が低め?
- 理学療法士・作業療法士の病院勤務は収入が低い傾向にある
- 理学療法士・作業療法士の病院勤務は何故、収入が低めになりやすいのか?
- リハビリテーションセラピストが病院勤務で収入を増やす方法
- リハビリテーションセラピストが病院勤務するメリット
- 理学療法士・作業療法士として働く上で大切なのは?
理学療法士・作業療法士の病院勤務は収入が低い傾向にある
昨今、理学療法士・作業療法士のリハビリテーションセラピストは増加傾向にあり、
病院勤務の平均年収は低い傾向にあります。
一昔前では、病院でリハビリテーションに必要な知識や技術を学び、臨床経験を積んでから、訪問リハビリテーションや訪問看護ステーション等の地域分野に飛び込むセラピストが多かったですが、
現在では、
新卒から訪問によるリハビリテーションが出来る地域分野へ就職をする
セラピストも少なくありません。
これは、養成校の内から「なりたいセラピスト像」や「目的意識」がはっきりしている学生が増えてきていることも要因ですが、
収入面をみて、病院よりも地域への就職を目指す新卒セラピストが増えてきているからでしょう。
※賢いリハビリ職(リハビリ技師)は下記のように転職し年収・給料を上げています。
理学療法士・作業療法士の病院勤務は何故、収入が低めになりやすいのか?
・診療報酬額が決まっており1人当たりのセラピストの売り上げ単価が決まっている
。経験年数が1~5年以内のセラピストが多い病院だと平均年収が低めになりやすい
上記2つが平均年収が低くなりやすい傾向にある大きな要因となっております。
リハビリテーションセラピストが病院勤務で収入を増やす方法
①リハビリテーション部署全体の売り上げを上げる
これは部署全体で巻き込み、収入を増やすために必要な単位数や加算等を計算して、
病院へ提案する人が必要となります。
一人で出来る部分も多いですが、やはりリハビリ部門全体を巻き込まないと、
目的を達成させるには難しいでしょう。
②臨床経験を積み技術を磨きリハビリテーション部門のリーダー職につく
③スタッフへの教育や病院経営のマネジメントを学び管理職や更に上の役職につく
②、③に関しては自身の頑張り次第で左右されることが大きく、
目的意識をはっきりして行動していけば現実的に達成させることは
難しくありません。
その分、
他のセラピストよりもリハビリテーションの知識、技術だけでなく
他の部分も勉強する必要があるため、人一倍の努力が必要
となります。
上記3つの方法が主に病院勤務で給料を上げる方法となります。
リハビリテーションセラピストが病院勤務するメリット
理学療法士・作業療法士が病院で勤務するメリットは多くあります。
・患者数が確保されているため臨床経験を積める
・スタッフ数が多い病院では先輩の臨床を学べる
・CTやX線画像等もみることが出来るため基礎知識を固めやすい
・総合病院であれば、急性期や回復期・維持期、外来等それぞれの部門での働き方や多くの疾患別のリハビリテーションを学べる
などなど上記以外にも多くのメリットがあります。
理学療法士・作業療法士として働く上で大切なのは?
これは人によって異なってきます。
臨床で経験を積みリハビリテーションの知識・技術を研鑽したい人
プライベートな時間をしっかり取れるワークライフバランスを重要視する人
高収入を目指す人
など、人によって働く意義や目的は違います。
しかし理学療法士・作業療法士として働く上で、確実に欠かせないことがあります。
それは、
リハビリテーションの専門家・プロであること
です。
地域分野は、収入が高く魅力的であり、
さらに今後も必要性・需要が増してくるでしょう。
しかし、
病院でしか得られない経験や知識がある
のも事実です。
収入面を重視するのも大切ですが、
リハビリの専門家・プロとして提供しているものに対して自信をもって価値がある
と言えるものが提供出来なければプロとは決して言えません。
そのためには常にリハビリの知識・技術を研鑽していく必要があります。
昨今、訪問看護ステーションからのリハビリや、訪問リハビリテーションが注目され就職先にも人気になっていますが、
今一度、自身のキャリアアップを図るために
「病院勤務がプラスになるのかどうか?」
を考えて就職・転職活動をされてみてはいかがでしょうか?